鍼灸院をやっていると、
いろいろな疾患や症状をかかえた方々がきます。
皆さんから
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/megane.png” name=”患者さん” type=”l”]先生はすごく健康に気を付けてる感じがします[/voice]
とか
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/無題.png” name=”患者さん” type=”l”]どうしたらそんなに元気いっぱいでいられるの?
[/voice]
とか言ってもらえれるんです。
でも・・・
恥ずかしながら、20代のころの私は、
健康とは真逆の生活を送っていたんですよね。
何度も婦人科系の疾患を抱え、
虚弱体質にまでなってしまった私が、
今ではこんなに健康的に暮らし、
人の健康にまで深くかかわるようになれてる。
長くなりますが、
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
「今」を全力に生き過ぎ、身体がボロボロだった20代の私
私が18歳の時に母が他界してからというもの(享年48)、がむしゃらに生きていた私。
何となく思っていたんです。
「私も50歳になる前に死ぬんじゃないかな」って。
興味のあることはすぐにやってみたい!
だって、私の人生は短いんだから!
常にそんな気持ちで過ごしていました。
しかし色々とやるには、
先立つものが必要。
睡眠時間を削って
ダブルワークでお金を稼いでいた20代前半の私。
本職の後の週3日の飲み会は欠かさず、
千鳥足で午前様で帰るも、
4時半起きで早朝バイトをする毎日・・・。
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/兄.png” name=”兄” type=”l”]カナが寝ているところを見たことがないけど、身体大丈夫なのか?[/voice]
在宅時間と睡眠時間を削って、
馬車馬のように働いていたんですよね。
20代も半ばに近づいてくると、
プライベートでも職場でも結婚する友人が増えてきて。
でも当時の私は結婚する気はなかったので、
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi3.png” name=”わたし” type=”r”]50歳まで(死ぬまで)自分で稼いでいかなきゃな[/voice]
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi3.png” name=”わたし” type=”r”]やりがいがあって、ずっとやっていける仕事をみつけたいな[/voice]
そう考えていた時、
鍼灸師をしている母校の先輩との出会いがあり、
鍼灸の面白さに興味を持ったんです。
25歳で会社を辞め、
鍼灸学校へ入学しちゃいました。
学費と生活費を稼がなきゃならないので、
8時半~17時 整骨院で仕事、
その後
18時~21時 鍼灸学校で勉強(その後は飲み会)
鍼灸というカラダの健康について学びながらも、
不健康極まりない生活をしていたんですね。
そんな私のカラダに
異変がおこったのは3年目の春でした。
元々ひどい便秘症で、
常にお腹にガスがたまっている状態だった私。
キリキリとした胃の痛みも頻繁にあったんですね。
腹痛で、授業中に何度か医務室に運ばれたこともあり、
その度に、先生に治療されながら(学校の先生も鍼灸師です)
「この症状は一度病院に行った方がいいよ。」
と忠告されていたのですが、
月~土まで毎日仕事と学校に行っていた私には、
病院に行く時間などなかったんです。
ある日高熱と腹痛で倒れ、救急車で運ばれ緊急手術。
虫垂炎でした。。。
学校の医務室に運ばれるたびに、先生が鍼で炎症を散らしてくれていたんですね。
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi2.png” name=”わたし” type=”r”]痛みがおさまっている間に病院に行けば良かったのに…[/voice]
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi2.png” name=”わたし” type=”r”]生活を改善しておけば良かったのに…[/voice]
後悔先に立たず。
人間、一度お腹を切ると免疫力がガクンと落ちるそうです。
そこからは人が変わったように体質が変化してしまいました。
つまり、
無理の利かないカラダになってしまったんです。
28歳で「この身体じゃ子供は産めないよ」と言われ愕然!
何とか無事に国家試験に合格し、学校を卒業!
晴れて鍼灸師となった私。
だけど、すぐに目の前の患者さんの症状を治せるわけじゃありません。
先ずは、鍼の師匠の元で、
一から臨床の勉強をさせて頂くことに。
そこで産まれて初めて、
東洋医学的に自分の身体を診てもらいました!
師匠が私の手首の脈を触り
「う~ん」
下腹部を軽く押し
「う~~ん」
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi1.png” name=”私” type=”r”]私のカラダ、どうですか?[/voice]
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/shisho.png” name=”師匠” type=”l”]瘀血腹(おけつばら)だね。この状態を放っておくと、子供は産めないよ。[/voice]
【瘀血腹:血の流れが滞った状態のお腹】
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi2.png” name=”私” type=”r”](子供を産む気はないけど)が~ん・・・[/voice]
実は当時28歳の私は、月経が3~6か月に1度しかなかったんです。
そして、月経が来たときは痛みが酷い酷い・・。
しかし年に数回しか月経がない状態は私にとって、
「楽なカラダでラッキー!」
本当に、愚か者だったんです。
体質改善されるも、油断してまた逆戻り!
様々な病気になっては鍼治療で治すを繰り返し
私のカラダを心配してくれた師匠は
週に1回ほど治療してくれました。
そうすると私の月経は徐々に調整されてきて
1年経たずして28日周期でピタリとくるように!!
そのことは私にとってものすごく衝撃的でした。
学校の実技や整骨院の施術で、
肩こり・腰痛・膝痛に対して鍼が効くことはわかってました。
でも、内臓に対してここまで変化をもたらす鍼灸に対して、
自分の身をもって体験・体感したことで、
いまさらながら
「なんてすごい技術なの!」
と驚いたんです。
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi4.png” name=”わたし” type=”r”]この技術を習得して、
私のように間違った考えでカラダを悪くしている人を治してあげたい![/voice]
師匠から学びながら、
フリーランスとしてどんどんと実践を積んでいき、
ある程度の臨床の力と顧客がついてきました。
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi1.png” name=”わたし” type=”r”]そろそろ開業したいな![/voice]
当時32歳。
やっと自分の進む道を見つけるところまで来たんですが、、
人生観、価値観の違いから
実家の父親と絶縁。
そこで自由の身になれたと思いきや、
気持ちが不安定になってしまったんですね。
拒食症、
体重激減、
血圧低下、
内臓下垂…。
完全な自律神経失調症になっていました。
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi2.png” name=”わたし” type=”r”]ま…まずい。
人を治すどころか、自分を治さなければ…。[/voice]
鍼灸をしたり、
バランスの取れた食事を心がけたり、
合気道を始めて、カラダを鍛えたりもしました。
週4回の合気道の稽古もこなせるような体力がついたところで
東京・目白に
「女性のための鍼灸院」を開業したんです。
無難にスタートを切り、順調に顧客が増えていきました。
東京の夜は遅いので、毎日21半過ぎまで施術をしていたんです。
食事もおろそかになり、
睡眠時間も短くなり
そんな生活が続くうちに
・子宮頸がん一歩手前
・7センチの卵巣嚢腫
と、次々に婦人科系の症状が現れ・・・
その度に、鍼やお灸を繰り返して乗り切っていたんです。
私のダメなところは、
「のど元過ぎれば熱さ忘れる」
症状が治まるとセルフケアをしなくなり、
またすぐにストレスフルな生活に逆戻り。。。
39歳で超高齢初出産。年子の2児出産
忙しい日々を送っている間に
子宮を患い、
卵巣を患い、
気が付くと37歳になっていた私。
それまでは子供を産まない主義だったけど、
施術をとおしてさまざまな女性の人生に触れてきて、
また自分の病を経験して、
私の心に起こった変化は、
[voice icon=”https://la-domani.com/wp-content/uploads/2020/05/watashi3.png” name=”わたし” type=”r”]産めるものなら私も子供を産んでみたい[/voice]
当時お付き合いしていた彼氏に逆プロポーズ。
即結婚、即妊活に入ったんです。
外食、飲み会を減らし、
カラダに良い食品を積極的に摂るようにし、
カラダを温める調理法や、服装をして、
睡眠時間をしっかりとり、
合気道の稽古は欠かさない。
そしてもちろん、日々の鍼灸でのセルフケア。
一応20代から鍼灸でカラダを整えてきていたのもあり、
38歳で妊娠、
39歳で長男出産。
40歳で次男出産。
その変わり身の速さに、周囲はかなり驚いていました。(笑)
若いからといって、アンバランスな食事や夜更かしやカラダを冷やす服装はダメですよ
若い時って、体力があるので無理が効いてしまうんです。
若い時って、夜遅くまで遊びたいものなんです。(みんなじゃないけど)
若い時って、外見にこだわって無理なダイエットをしてしまうんです。
若い時って、カラダが冷えるようなファッションをしたくなるものなんです。
でも、その生活が、少しずつカラダを蝕み、
不調を起こしやすくなっているのかもしれません。
いざ子供が欲しいと思ったときに、
妊娠できないカラダになってしまうかもしれません。
問題なのは日常生活でのカラダのバランスの崩れ!鍼灸治療は崩れたバランスを整えてくれます
普段、何気なくやってしまっているこれらのNG行為。
それが、カラダの気血水のバランスを崩してしまい、体調を崩してしまうのです。
カラダのバランスの乱れを整え、また、不調の部位を速やかに治す力が鍼灸にはあります。
私は自分のカラダで不調と改善を体験することによって、身をもって鍼灸のパワーを実感しました。
私が鍼灸サロンを開業した背景には、
「私と同じように心身のつらさを感じる女性たちに、
東洋医学・鍼灸でカラダを改善する可能性を知って
少しでも健康になってほしい」
という強い想いがあるんです。
忙しい日々の中で、
なんとなくやり過ごしてしまっているその不調。
鍼灸でカラダの流れを整えていくと、
驚くほど楽になるだけでなく、
きっと、楽しく健康的な未来を見れるようになりますよ。
鍼灸で改善されたカラダを維持するために、「養生」大切さを勉強。
そのお陰で家族も健康です。
では、鍼灸施術を受けていれば病気にかからないのか、
というと、そうではありません。
もともと中国医学(漢方医学)には
①湯液(漢方薬)
②鍼灸
③指圧マッサージ
④導引(運動・呼吸法)
⑤養生(食・睡眠)
という5つの要素があります。
鍼灸はその一つでしかありません。
①②③は専門家に診てもらう必要がありますが、
④と⑤はセルフケアできます。
同じ症状に何度もなってしまう、という方は、
日常生活を見直して、
セルフケアをしてあげることが大切です。
そして、セルフケアではどうにもならない部分を、
鍼灸マッサージや漢方薬に頼る、と考えてくださいね。
我が家では、
・定期的に運動する!
・できるだけ無農薬、無添加の食品を摂るようにする!
・睡眠は8時間を心がける!
・畑仕事で自然と触れ合う!
日々の生活を整えることで、
我が家は病気知らず。
家の中では笑顔が絶えません。
カラダが整うと、ココロも整う!皆さんもぜひ、心身を整えてみませんか
カラダに無理をかけていると、
その時は大丈夫そうに見えて、実は少しずつカラダに異変が起こってます。
忙しい日々の中で、
なんとなくやり過ごしてしまっているその不調、
鍼灸での流れカラダを整えていくと、
驚くほど楽になるんですよ。
取り返しのつかない状態になる前に、
日々の生活を見直してみてください。
そして、不調を感じたら、
是非ラドマーニに来て下さいね。
カラダが整ってくると、
自然とココロが落ち着き、
余裕が出てきます。
今までは考えつかなかったことを思いつき、
あなたの人生も思わぬ方向へ変わっていくかもしれませんよ!
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