女性のための鍼灸サロン、ラドマーニです。
妊活中に
・高温期が短い
・排卵が不安定
・ホルモンバランスが乱れていると言われた
そんなとき、「ストレスは関係ありますか?」とよくご相談を受けます。
実は、妊活とストレス、自律神経は深く関係しています。
この記事では、
自律神経とホルモン分泌の仕組みをわかりやすく解説します。
妊活というと、
AMH・FSH・LH・プロゲステロンなど
「ホルモン値」に目が向きがちです。
もちろん数値は大切な指標です。
しかし、ホルモンは
体の中で単独に働いているわけではありません。
その土台にあるのが
自律神経の働きです。
排卵をコントロールしているのは「脳」
排卵や月経周期をコントロールしているのは
脳の「視床下部(ししょうかぶ)」です。
視床下部は、
・ホルモン分泌の司令塔
・自律神経の中枢
という、非常に重要な役割を担っています。
つまり、
ストレスや緊張の影響を直接受けやすい場所でもあります。
HPO軸とは何か?
妊娠に関わるホルモンは、
視床下部
↓
下垂体
↓
卵巣
という連携で分泌されています。
これを
**HPO軸(視床下部‐下垂体‐卵巣軸)**といいます。
視床下部からGnRHが分泌され、
下垂体からLH・FSHが出され、
卵巣でエストロゲンやプロゲステロンが作られます。
この連携がスムーズに働くことで、
排卵や高温期が安定します。
しかし、
慢性的なストレス
過度な緊張
睡眠不足
強い不安
が続くと、視床下部の働きが乱れ、
このHPO軸の連携に影響が出ることがあります。
その結果、
・排卵が遅れる
・無排卵周期が増える
・高温期が短くなる
・月経周期が不安定になる
といったことが起こる可能性があります。
自律神経と血流の関係
自律神経が乱れると、
交感神経が優位な状態が続きます。
交感神経が優位になると、
血管は収縮しやすくなります。
子宮や卵巣の血流が十分でない状態では、
ホルモンが届きにくく、
組織の働きも低下しやすくなります。
妊活において「巡り」が重要と言われるのは、
この血流との関係があるからです。
睡眠とホルモン分泌
自律神経の乱れは、
睡眠の質にも大きく影響します。
睡眠中には、
・成長ホルモンの分泌
・性ホルモンの調整
・脳の回復
が行われています。
慢性的な睡眠不足や浅い眠りは、
ホルモンバランスの安定を妨げる要因のひとつになります。
妊活は「局所」だけではない
卵巣や子宮の状態を見ることは大切です。
けれど、
✔ 呼吸は浅くなっていないか
✔ 常に体に力が入っていないか
✔ 手足が冷えていないか
✔ 眠れているか
こうした“全体の環境”が整ってこそ、
ホルモンは本来の働きを発揮します。
妊活は、
単に数値を追うものではありません。
体全体の状態を整えることが、
結果的に妊娠しやすい環境づくりにつながります。
鍼灸でできること
鍼灸では、
・過度な交感神経優位をやわらげる
・血流を改善する
・呼吸を深める
・睡眠の質を整える
といった、自律神経のバランスを整えるサポートを行います。
それは
ホルモンを直接「操作する」のではなく、
ホルモンが働きやすい環境を整えること。
遠回りに見えて、
理にかなったアプローチです。
まとめ
自律神経の乱れは、
決して「気のせい」ではありません。
脳・ホルモン・血流・睡眠
すべてはつながっています。
妊活がうまくいかないとき、
数値だけでなく、
体全体の状態にも目を向けてみること。
それが
新しい一歩になるかもしれません。
