PCOS改善の兆しとは?

PCOSと高温期

―「体温が続く」ことの意味―

妊活中の方からよくいただくご相談のひとつに、
「排卵はしているのに、高温期が短い」
「体温がすぐに下がってしまう」
というものがあります。

特に、**PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)**の方に多くみられるお悩みです。


PCOSで起こりやすい「高温期の不安定さ」

PCOSでは、
・ホルモン分泌のリズムが乱れやすい
・排卵の質が安定しにくい
といった特徴があります。

その影響で、
排卵後に分泌される**プロゲステロン(黄体ホルモン)**が十分に働かず、
高温期が短くなったり、途中で体温が下がってしまうことがあります。

この状態は、
黄体機能が十分に発揮されていない可能性を示していることもあります。


実際にあった、うれしい変化

PCOSで妊活サポートに通ってくださっている患者さま。

これまで
・排卵は確認できる
・しかし高温期が安定しない
という状態が続いていました。

ところが最近、
・高温期がしっかり維持できる
・基礎体温がきれいな二相性になる
・「体のリズムが整ってきた感じがする」

そんな変化が見られるようになってきました。

これは、黄体機能が少しずつ整ってきているサインと考えられます。


高温期は「数字」だけを見るものではありません

基礎体温は大切な指標ですが、
高温期は単に
「何日続いたか」
「何度だったか」
だけを見るものではありません。

高温期の安定には、
・ホルモンバランス
・骨盤内や子宮周囲の血流
・体のエネルギー状態(疲労・冷え・自律神経)
といった要素が深く関わっています。

つまり、
からだ全体の土台づくりがとても重要なのです。


鍼灸でできるサポート

鍼灸では、
・血流を促し、子宮・卵巣の環境を整える
・自律神経のバランスを調える
・ホルモン分泌がスムーズに行われる体づくり

こうした働きを通して、
高温期を支えるからだの状態を整えていきます。

また、栄養や生活リズムを見直すことで、
体は少しずつ、でも確実に変化していきます。


妊活は「がんばる」より「整える」

妊活というと、
「もっと頑張らなきゃ」
「結果を出さなきゃ」
と気持ちが張りつめてしまいがちです。

でも本来、からだは
整えば、きちんと応えてくれるもの。

ラ・ドマーニでは、
結果だけでなく、
その過程で起こる小さな変化を大切にしています。

高温期が安定してきたことも、
そのひとつの大切なサイン。

妊活に不安を感じている方の、
少しでも安心につながれば幸いです。