月経期こそ、次の卵胞・排卵に向けて身体を整える時間
妊活中、生理が来ると、
「またダメだった…」
「今周期も終わってしまった」
と、気持ちが落ち込んでしまうことがありますよね。
でも、身体の中では、生理が始まったその時から次の周期がスタートしています。
月経期は、前の周期の子宮内膜を排出しながら、次の卵胞期へ移っていく時期です。
妊活では、生理を単に「結果が出なかったサイン」と見るのではなく、
次の卵胞・次の排卵に向けて、身体の状態を確認し、整え始めるタイミング
として見ることも大切です。
今回は、月経期に見ておきたいポイントと、La Domaniの妊活鍼灸でどのように身体をみているのかをご紹介します。
月経期は、次の卵胞が育ち始めるスタート地点
月経周期は、
月経期 → 卵胞期 → 排卵期 → 黄体期
という流れで進みます。
月経期にはエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが低い状態になり、そこから次の卵胞が育ち始めます。
つまり生理は、
「前の周期の終わり」であると同時に、「次の周期の始まり」
でもあります。
だからこそ、
「また生理が来た」
だけで終わらせず、今周期の身体の状態を振り返ることが大切です。
まず確認したいのは「生理の状態」
経血は、身体の状態を知るためのひとつの情報になります。
生理が来たら、まずは次のようなポイントを確認してみましょう。
- 経血量
- 出血が続く日数
- 生理痛の強さ
- 基礎体温の下がり方
- 不正出血がないか
- いつもと比べて変化がないか
大切なのは、
「一般的な正常値に当てはまるか」だけではなく、自分のいつもの生理と比べてどうか
という視点です。
毎周期記録していくことで、
「最近、経血量が減ってきた」
「以前より生理痛が強くなった」
「高温期から低温期への切り替わりが曖昧」
などの変化に気づきやすくなります。
ACOG(米国産婦人科学会)でも、異常出血の評価では、出血した日・期間・量などを記録しておくことが役立つとしています。
生理1日目「D1」は、いつ?
妊活では、
「生理1日目はいつなのか」
をきちんと把握することがとても重要です。
HFMA(畑瀬式不妊妊婦鍼灸研修会)の基礎体温表では、
鮮血がおりて、体温が下降した日
を生理1日目(D1)として記録します。
少量の茶色い出血や、おりもの程度の出血とは分けて考えます。
基礎体温を測っている方は、
出血の状態と体温をセットで確認する
と、周期の切り替わりを把握しやすくなります。
※医療機関では「本格的な月経出血が始まった日」をD1とすることが一般的です。採血や治療日程については、通院先の指示を優先してください。
D1を正しく把握することが、なぜ大切なの?
D1が分かると、
- 月経周期の長さを把握しやすい
- 排卵時期を予測しやすい
- 採血や超音波検査のタイミングを整理しやすい
- 基礎体温表を正しく読みやすくなる
というメリットがあります。
妊活では、
「何日目に、どんな身体の変化が起きているか」
を周期と合わせて見ることが非常に重要です。
採血結果も、単に数値だけを見るのではなく、
「周期の何日目に測った数値なのか」
とセットで評価します。
月経3〜5日目は、ホルモンの基礎値を見る時期
妊活中、月経初期に採血を受ける方も多いと思います。
特に確認されることが多いのが、
- FSH
- LH
- E2(エストラジオール)
- PRL(プロラクチン)
- TSH
などです。
HFMA資料でも、ホルモン値を測定日に基礎体温表へ記入し、周期全体と一緒に確認する方法が示されています。
一般的な不妊評価でも、FSHとE2は月経周期の2〜4日目の早期卵胞期に測定することが推奨されています。
FSHは卵胞を育てる働きに関わり、E2は卵胞発育や子宮内膜と関係します。
ただし、ここで大切なのは、
1回の数値だけで身体の状態を決めつけないこと。
FSHには周期ごとの変動があり、ASRMも単回測定だけでは評価に限界があるとしています。
年齢、AMH、超音波での卵胞数、これまでの治療経過なども含めて総合的に見る必要があります。
経血量や日数もチェックしてみましょう
生理が来たら、
経血量と出血が続く日数
にも注目してみてください。
例えば、
「以前よりかなり量が増えた」
「最近、極端に少なくなった」
「1週間以上出血が続く」
など、いつもと違う変化がある場合は、そのままにしないことが大切です。
ACOGでは、出血が7日を超える場合や、数時間続けて1時間ごとにナプキンやタンポンを交換するほどの出血は、過多月経の目安になるとしています。
強い出血がある場合には、貧血の原因になることもあります。
生理痛も「いつものこと」で済ませない
毎月生理痛があると、
「生理なんだから仕方ない」
と思ってしまう方も少なくありません。
でも、
- 毎回鎮痛薬が必要
- 痛くて仕事や学校を休む
- 年々痛みが強くなっている
- 大きな血の塊が増えている
などがある場合は、一度婦人科で相談することをおすすめします。
強い月経痛の背景に、子宮内膜症や子宮筋腫、腺筋症などが隠れていることもあります。
鍼灸だけで判断せず、必要な場合は婦人科で検査を受けることが重要です。
月経期こそ、身体を整える3つの基本
次の卵胞・排卵に向けて、この時期に大切にしたいのは難しいことではありません。
1.休む
生理中は、出血に加えてホルモンの変化も大きい時期です。
疲れているなら、無理に予定を詰め込まず、
身体を回復させる時間
をつくりましょう。
2.食べる
妊活中だからと、極端な食事制限をする必要はありません。
特に月経中は、
- たんぱく質
- 鉄
- 葉酸
- ビタミン・ミネラル
などを意識しながら、きちんと食事を取ることを大切にしてください。
3.身体を整える
冷えを感じる時は温かくする。
軽く身体を動かす。
眠れる環境を整える。
無理に何か特別なことをするより、
今の身体に必要なことを少しずつ
で十分です。
生理中も「次の卵胞」を見ています
La Domaniの妊活鍼灸では、生理中も単に
「生理痛を楽にする」
だけを目的に施術しているわけではありません。
確認するのは、
- 経血の状態
- 生理痛
- 冷え
- 睡眠
- 疲労
- 胃腸の状態
- 基礎体温
- 月経3〜5日目のホルモン値
など。
これらを確認しながら、
次の卵胞・次の排卵に向けて身体を整えていきます。
お一人おひとりの月経周期や体質、その日の体調に合わせてツボを選びます。
また、ご自宅でも身体づくりを続けられるよう、
セルフ灸のツボ
もお伝えしています。
生理が来ても、妊活は終わりではありません
妊活をしていると、生理が来ることがとてもつらく感じる周期もあります。
そんな時に、
「次の周期のために何かしなきゃ」
と、すぐに頑張らなくても大丈夫です。
まずは、
休む。
食べる。
身体を整える。
そして、少し元気が戻ってきたら、
「今回の周期はどうだったかな」
と身体を振り返ってみる。
それだけでも次の周期につながります。
生理は「終わり」ではありません。
次の卵胞が育ち、次の排卵へ向かう新しい周期のスタートです。
自分の周期を一緒に見直してみませんか?
「基礎体温表を見てもよく分からない」
「採血結果が気になる」
「生理痛や経血の状態も妊活と関係しているの?」
「次の周期に向けて、何を整えたらいい?」
そんな時は、お一人で悩まずご相談ください。
La Domaniでは、
月経周期や基礎体温、体調を確認しながら行う妊活鍼灸と、ご自宅でできるセルフ灸
をご提案しています。
身体の状態は、一人ひとり違います。
数字だけに振り回されず、周期全体を一緒に見ながら、
次の卵胞・排卵につながる身体づくり
をしていきましょう。
